12月になり気温が下がり、なんなら道路凍ってる…みたいな日も増えてきましたね。この季節、至るところにスケートリンクが登場します!ここカナダでは、スケートは日本に比べても気軽に始めることの出来る冬のアクティビティのひとつです。その理由は、
- 生活圏内に選べるほどのリンクがある(日本では片道1時間とかザラです)
- リンクの数が多いので、日本のような混雑具合にならない
- 一般滑走の時間制限があるため、滑走料がとてもお手頃
- 貸し靴の状態も良いところが多い
などなど…。スケートが身近なぶん、スケートを滑れる人も多いので教えてもらうのも容易ですね。ケロウナに来ている間に、スイスイ滑れるようになっちゃいませんか?
ケロウナの夏はとても暑くなるため、インドアのスケートリンクですら一般営業は10月〜3月のみとなっており、春〜夏は全く滑ることが出来なくなります。滑るなら今しかない…!と、この時期週1は必ずスケートに行く筆者が、スケートに行く前の準備と、ケロウナ近郊のおすすめスケートリンクのを熱量高めでご紹介します。
スケートに行く前に
カナダでスケートに行くのが初めての方に向けて、持ち物などの準備や注意事項などをご参考までに。よく行かれる方は、スキップしてくださいね!
持ち物は少なめに。手袋は必須です!
ケロウナ近郊のリンクには、荷物をいれるロッカーなどはありません。(後に紹介するBig Whiteなどのスキーリゾートにはあったりします。)荷物は基本、靴を履き替えるベンチなどに置きっぱなしになるので、なるべく荷物を減らして来ることをおすすめします。スマホ・お財布などの貴重品は必ず身につけ、置きっぱなしにしないようにしましょう。ポケットに入れるか、小さめのボディバッグがあると良いです。
絶対に持ってくるべきものは「手袋」です。カナダでは手袋の着用は義務でありませんが、日本のリンクなどでは手袋をつけないと滑走禁止のところもあるくらいには必須です。
それと言うのも、転んだときに氷に手をつけると痛いし冷たく、また他の滑走者にスケート靴で轢かれることもあるからです。ダウンタウンのStuart Parkのリンクなどでは販売もしていますが、手袋はレンタルもないので必ず自分のものを持ってきましょう。ミトンでも五本指でも、手が守れれば何でも大丈夫です。
あとは、意外と鼻が出るのでティッシュ、現金支払のみのところも多いので、現金も少しあると安心です。
ヘルメットの着用の有無
ヘルメットの着用も義務ではありませんが、慣れていない方は頭を打つような怪我を防ぐために、スケート用のヘルメットの着用を強くおすすめします。一般滑走営業時はスケート靴とともにレンタル出来るところが多数です。
ヘルメットがない場合はせめてニット帽やヘアバンドなどを着用すると、無いよりだいぶマシです。ニット帽すらない場合、髪の長い方はお団子かポニーテールをすると、転倒時に後頭部を守ることも出来ます。
ホッケー?フィギュア?スケート靴の違い
レンタルには場所により、ブレードにトゲトゲのついていない滑らかなホッケー靴と、トゲトゲとしっぽが付いているフィギュア靴を借りることが出来ます。一般的に、初心者の方はブレードの接地面が多いフィギュア靴のほうが、立ちやすくバランスも取りやすいとされています。
なのですが、ケロウナ近郊のリンクは圧倒的にホッケー靴の貸し出しが多く、フィギュア靴は貸し出していないところもあります。
ホッケー靴はスピードも出しやすく、屋外や天然の荒れた氷の上でも引っかからずに滑ることが出来るため、最初にホッケー靴に慣れておく利点はあります。どうしてもフィギュア靴でしか滑れない方(筆者です)は、マイシューズを買ってしまうと良いと思います。
ケロウナ市内でレクリエーション用のスケート靴を新品を買うなら、Canadian Tire、Chevy’s Source for Sports、 Sportchek。中古ならPlay it again sports、Marketplaceなどのクラシファイドでも状態が良くお手頃なものがたくさん見つかります。
子どものストローラーの乗り入れについて
ここカナダでは、驚くことにストローラー(ベビーカー)に子どもを乗せて滑れるリンクは一般的です。子どもはヘルメット着用必須、ストローラーを押す大人もヘルメット推奨です。
ところが、ケロウナ近郊のリンクでは滑走の時間帯などによって禁止されているところもありますので、事前に各リンクの禁止事項を確認のうえお出掛けください。また、材質によってはタイヤが傷むこともありますのでご注意ください。
ケロウナ市内のアイススケートリンク
ダウンタウン Stuart Parkの屋外スケートリンク
こちらはイチオシ!ダウンタウンのWaterfront、夏の間はイベントやローラースケート広場になっているStuart Parkは、屋外スケートリンクになり毎年12月1日にオープンします。利用料はなんと無料!(貸し靴は有料・現金支払のみ)そしてなんと、毎日朝6時〜夜10時まで営業しています。暗くなるとライトアップがされますので、エモいスケートデートにぴったりです。
ここのリンクはなんと言っても、眺めが最高と言う点にあります。オカナガンレイクを眺めながらのスケート、楽しくないわけがありませんね!週末はかなり混みますが、写真のように平日の昼間はとても空いています。
混んでいるときはリンクがかき氷状態で若干滑りにくいですが、以下の製氷時間の直後に行くとつるつるで滑りやすいですよ。(この直前に行ってしまうと、氷が荒れ荒れのうえに製氷中まるまる30分間滑れません)
- 11:00 am 〜 11:30 am
- 5:00 pm 〜 5:30 pm
- 8:00 pm 〜 8:30 pm
- 土日祝・学校の休日は上記+1:00 pm 〜 1:30 pm & 3:00 pm 〜 3:30 pm
- 住所:Stuart Park, 1430 Water St, Kelowna, BC V1Y 1J1(Google Mapsで見る)
- 期間:2023年12月1日(金)〜2024年2月末まで(天候による)
- 営業時間:毎日 6:00am 〜 10:00pm (月曜は8:00amより)※レンタルは11:00am 〜 8:00pm
- 料金:貸し靴(ホッケー靴のみ)大人$7・ヘルメット$2 ※支払いは現金のみ
ケロウナ市内のインドアアイスリンク
ケロウナ市が管轄する一般滑走(Public Skating)があるインドアの常設アイスリンクは市内に3つあります。前述のダウンタウンの屋外リンクと違い、天候に左右されず、フルサイズで一般滑走前には必ず製氷が入るので、氷の状態もとても良いです。
これらのケロウナ市のインドアリンクは毎年10月の3週目〜翌年3月の2週目までの、冬季のみの営業となっています。
また、滑走料は当日現金のみの支払いか、Parkinson Rec Centreの窓口でお得な10回・20回券を購入することが出来ます。 (下記のケロウナ市のWebサイトではオンラインのPre-bookが出来ると書いていますが、2023年時点ではオンラインでの予約は出来ません。)
普段はフィギュアスケートクラブ、スピードスケートクラブ、ホッケーチームのホームリンクとなっているため、一般の方は一般滑走の時間のみ滑ることが出来ます。リンクの貸し切りによるキャンセルや、逆に定期スケジュール以外のフリースケートタイムなどがある場合もあります。
最新のスケジュールや費用、よくある質問などはこちらのケロウナ市のWebサイトで確認できます。
以下、ケロウナ市内の3つのインドアリンクを各ご紹介します。
MNP Place(旧:Capital News Centre(CNC))
ミッションエリアのGordon Dr. x Lequime Rd. の角にある図書館やジムが入っている複合施設は、MNP Place(※ 2024年1月にCapital News Centreから名称が変わりました)と言いインドアのフルサイズアイスリンクが二面(+ミニリンクも)あります。
一般滑走は 毎週平日 火・金 6:30pm 〜 7:45pmのみとなっています。筆者調べ、火曜はそうでもないですが、金曜は何処から湧いてきたんだと言うほどに若い方とファミリー層で混雑することがあります。
一般営業時にはフードのコンセッションも開いていますよ。施設内にはパブもあります。
- 住所:4105 Gordon Dr, Kelowna, BC V1W 4Z1(Google Mapsで見る)
- 期間:2023年10月17日(火)〜2024年3月14日(木)
- 営業時間: 毎週平日 火・金 6:30pm 〜 7:45pm
- 料金:滑走料 大人$4.75・貸し靴 大人$5・ヘルメット$3 ※当日支払いは現金のみ
Rutland Arena
ラットランドのYMCA、Rutland Secondary Schoolなどがある敷地内にある、Rutland Arenaには常設のアイスリンクが二面あります。一般滑走は毎週末 土・日 1:00pm 〜 3:00pm(土曜は3:15pm)のみとなっており、営業時にはフードのコンセッションも開いています。毎週火曜の午前中は、シニアオンリーの滑走と幼児(と付き添い大人)のみの滑走時間もあります。
他のアリーナの一般滑走は1時間〜1時間15分ですが、このRutland Arenaは製氷を挟んで2時間弱滑ることが出来ます。ここの週末の一般滑走は、筆者調べそこそこ混むこともありますが、ファミリー層が多く比較的空いています。
- 住所:645 Dodd Rd, Kelowna, BC V1W 5H1(Google Mapsで見る)
- 期間:2023年10月17日(火)〜2024年3月12日(火)
- 営業時間: 毎週末 土・日 1:00pm 〜 3:00pm(土曜は3:15pm)
- 料金:滑走料 大人$4.75・貸し靴 大人$5・ヘルメット$3 ※当日支払いは現金のみ
Downtown Memorial Arena
ダウンタウンのElis St、図書館のほど近くにあるMemorial Arena、パッと見リンクがあるように見えない小さな建物ですが、リンク一面のみの小さなホッケーアリーナです。
こちらのリンクは昨年までは大人専用の滑走タイムがあったのですが、2023/2024シーズンの一般営業はシニア専用のみとなっています。昨年の時点でもガラッガラでしたので、シニアの方は安心して滑ることが出来るでしょう。
- 住所:1424 Ellis St, Kelowna, BC V1Y 2A5(Google Mapsで見る)
- 期間:2023年10月17日(火)〜2024年3月12日(火)
- 営業時間: ※2023/2024シーズンはシニアのみ※ 毎週 月曜 2:00pm 〜 3:00pm / 木曜 1:15pm 〜 2:30pm
- 料金:滑走料 大人$4.75・貸し靴 大人$5・ヘルメット$3 ※当日支払いは現金のみ
ウエストケロウナのアイススケートリンク
ウエストケロウナ市管轄のリンクは2つあるのですが、1つは一般向けでもホッケーのStick & Packしかやっていないため、一般滑走のあるリンクのみをご紹介します。
Jim Lind Arena
ウエストケロウナのMt. Boucherieの麓にあるJim Lind Arenaは、ウエストケロウナ市管轄のスケートリンクです。
ケロウナ市内のリンクの一般滑走は毎年10月の3週目〜翌年3月の2週目までときっかり冬季の営業しかないのですが、このJim Lind Arenaは毎年9月〜4月まで一般滑走があるので、筆者はケロウナ市内のリンクの営業期間外はここに来ることが多いです。
またこのJim Lind Arenaは一般滑走の時間がケロウナ市内のリンクよりも若干多く振り分けられています。
Public/Family Skateは以下の週4回となります。
- 火曜昼 11:00 am 〜 12:15pm(2024年1月9日より)
- 火曜夜 6:45 pm 〜 8:00 pm
- 土曜昼 11:15 am 〜 12:30 pm
- 日曜昼 2:45 pm 〜 4:00 pm
ウエストケロウナ唯一の一般滑走ができるリンクなので、上記の時間帯はそれなりに混んでいます。
これに加えて、火曜・木曜の朝 8:30 am 〜 9:30amはAdult Skateと大人〜シニア専用の滑走タイムがあり、この時間はとても空いていて平和です。
上記に加えてスケジュールの変更など、行く前にこちらのWest Kelowna市のサイトをご確認ください。
- 住所:2760 Cameron Rd, West Kelowna, BC V1Z 2T6(Google Mapsで見る)
- 期間:2023年9月〜2024年4月(推定)
- 営業時間: 一般滑走は火曜昼夜・土日昼、大人専用は火木朝(スケジュールを詳しく見る)
- 料金:滑走料 大人$5・貸し靴(ホッケー靴のみ) 大人$2.5
レイクカントリーのアイススケートリンク
レイクカントリーの市管轄の唯一のリンクは、Winfield Arenaになります。
Winfield Arena
Winfield Arenaはレイクカントリーにある唯一のスケートリンクです。レイクカントリー南にあり、ケロウナから割とアクセスがしやすいところにあります。
このWinfield Arenaのすごいところは、インドアリンクにもかかわらず毎週2回、無料の一般滑走時間があると言うところです。が、びっくりなことにここのリンクはスケート靴やヘルメットのレンタルが一切ありません。
2023年12月現在の無料の一般滑走は以下となります。
- 水曜夜 7:00 pm 〜 8:00 pm
- 日曜午後 3:00 pm 〜 4:45 pm
しかしながら、無料と言うことでか、水曜夜の営業もかなり混雑しています。皆さん、平日の夜でも結構お出かけになるんですね…。
さらに、無料ではないのですが金曜夜にはDJ Skate Friday Night(7:30 pm 〜 9:00 pm / $4)と言う滑走時間と、Adult Shiny Friday Night(9:15 pm 〜 10:45 pm / $7)と言う滑走時間もあります。どちらも当日現金のみの支払いになります。
このWinfield Arenaはフィギュアスケートクラブとホッケーチームに使われている常設リンクですが、地元密着型というかリクエストにより年間の営業の期間は毎年変わっています。例年であれば9月〜5月、春や夏にも突然一般滑走タイムが設けられることがあります。
- 住所:9830 Bottom Wood Lake Rd, Lake Country, BC V4V 1T1(Google Mapsで見る)
- 期間:2023年9月〜2024年5月(推定)
- 営業時間: 無料一般滑走は水曜夜・日曜午後、金曜はDJタイムと大人専用
- 費用:滑走料 水曜と日曜昼の一般滑走は無料、金曜夜は有料 ※貸し靴なし ※現金のみ
ケロウナ近郊スキーリゾート併設の屋外リンク
スキーリゾートに併設されている人工の屋外スケートリンクを3つご紹介します!オープンは12月半ばなど、寒さが本番を迎えてからとなりますので、各Webサイトなどご確認ください。
Big White 屋外リンク
Big WhiteのHappy Valley Lodge前には無料の屋外リンクがオープンします。スケート靴の貸し出しもあります。
ここは天候によって閉鎖されることも多く、また限りなく自然の寒さを利用して作られているので、氷もガタガタの箇所が多いです。スケートリンクとしてはあまり良いリンクではありませんが、滑走料は無料なのでスノボやスキーのついでにスケートするのも楽しいですよ。
Apexの森のスケートループ
ケロウナから南に車で1時間、ペンティクトン方面にあるApex Mountain Ski Resortには、屋外のホッケーリンクと森のスケートループの2つのリンクがあります。
ここの森のスケートループは、カナダでスケート滑って14年の筆者、激推しです!製氷があまり入らないので氷はガタガタではありますが、木の香りにいっぱい包まれながら滑るスケートの、気持ちの良いこと…。こう言ったスケートループはカナダ国内でもなかなか見られないので、とてもおすすめです。
Silver Starの2.5エーカーリンク
ケロウナから北に車で1時間、VernonのSilver Starスキーリゾートにも屋外スケートリンクがオープンします。
こちらのリンク、筆者は行ったことがないのですがWebサイトなどを見る限り、2.5エーカーと言う巨大リンクのようです。池が凍った天然のリンクなんだそうですが、カナダならではの大きさのようでとても楽しそうですね。
まとめ
- 荷物は少なめに。手袋は必須!現金・ヘルメットはあると安心です。
- 屋外リンクならダウンタウンのStuart Park
- 屋内リンク、ケロウナ市内はMNP Place、Rutland Arenaに一般滑走あり
- West Kelownaの屋内リンクJim Lind Arenaは一般滑走・アダルトスケートあり
- Lake Countryの屋内リンクWinfield Arenaは無料の一般滑走があるが、貸し靴なし
- Big White、Apex Mt.、Silver Starのスキーリゾートの屋外リンクもおすすめ!
ここで紹介したリンクは人口のインドア・アウトドアリンクのみとなっていますが、とても寒くなるとケロウナ北部・ウエストケロウナ・Vernonなど、小さな池や湖が凍った天然のアイスリンクになるところもたくさんあります!天然リンクは天候により氷がガッタガタになりがちなのと、割れて落ちた場合は大変なことになりますので、十分にリスクを承知の上お出掛けください。2023年はだいぶ暖冬なので、ちょっと様子見ですね。
また、スケートリンクの営業時間・期間はイベントやホリデー、天候などにより突然変更になることがありますので、直前に営業スケジュールを確認してからお出掛けください。
いかがでしたでしょうか?スケートはマジで滑ると半袖でもいいくらいの良い運動になるので、冬の運動不足解消にも持ってこいです。ひとりでも、お友達と家族とでも。ケロウナの冬に、ぜひスケートをお楽しみください!
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