夏が近づき、ケロウナへ観光でいらっしゃる方・お仕事のために引っ越してくる方が多い季節となってきました。そこでやっぱり気になる、市内の「交通手段」。人口15万人のケロウナ、それなりに都会ではあるものの、電車などは遠い夢物語(計画はあるようです…!?)で、現在の唯一の公共交通機関はバスのみとなっています。やはり車社会と言わざるを得ませんが…
それでも、学生さんを始め、永住者でもバスやその他の交通手段を上手く使って、車なしで生活しておられる方もたくさんいらっしゃいます!そんな方が利用している、バス、自転車、レンタルスクーター、Uber、カーシェア まで、ケロウナの交通手段をまとめました。
筆者は子どもがいるので車移動が基本ですが、これからご紹介する交通手段を取ることも多いです!
ケロウナ空港からダウンタウンへの行き方は、こちらの記事もご覧ください!
公共交通機関 BC Transit バス
ケロウナで唯一の公共交通機関はBC Transitが運営するバスになります。もっとも安価で利用しやすいので、車を持たないケロウナの学生さんやワーホリさんは、基本はバスで移動することが多いかと思います。
本数が少ないため、乗り換えなどが必要な場合は絶望的に時間がかかることもありますが…2024年4月より、新しいシステム「UMO(ユーモ)」が導入され、少し便利になりました!(少し。笑)UMOの詳しい使い方や、バスの乗り方はこちらの別記事をご覧ください。
マイ自転車を購入
雪が積もる11月〜3月の間は路面も滑り、風が冷た過ぎるのであまり楽しくありませんが…4月〜10月くらいは自転車での移動がとても楽しく便利です!ケロウナはバイク専用のレーンが設置されている大きな通りも多く、バスを待っているよりも意外と早く着くこともあります。
Google Mapsで、バイクレーンが優先の自転車用のルートを検索できますよ!
ケロウナで自転車を購入できるところ
お友達から譲ってもらう、などが一番確実な方法ではありますが、ケロウナで自転車を購入できる場所もご紹介します。
新品で購入する場合は、
- 安いものでいいならCanadian Tire、Walmartなどの量販店
- しっかりとした本格的なものを買うならバイク専門店(Google Mapsで検索)
中古で購入する場合は、
- Facebook Marketplace、Castanetなどのクラシファイドで個人購入
- Play It Againなどの中古スポーツ用品店
- BikeWaysなどの中古バイク専門店
などがあります。お気に入りのバイクを見つけてくださいね!
自転車の盗難対策
しかしながらケロウナ、カナダ全般のことではありますが、自転車の盗難がとても多いです。特に、ケロウナに来たばかりの学生さんの自転車が盗まれると言う話をよく聞きます…。せっかく買った自転車をすぐ盗まれてしまっては悲しいので、しっかりと盗難対策をしましょう。
ヘルメットなど持っていけるものは、必ず手持ちで管理しましょう!
しっかりとロックする
基本の基ですが、ダラーストアで売っているような安いロックは簡単に切られてしまいます。一番安全なのは、ステンレスのU字型のロック。フレーム、前輪、できたら後輪もロックすること。詳しくは下記ケロウナの防犯サイトを参照してください。
安全な場所に停める
まず、持ち込める範囲なら、職場や学校、自宅の室内に持ちこむのが一番安心です。
もし近くに市のバイクロッカーがあるようなら、バイクロッカーを借りましょう(月額$14)。
また、ケロウナダウンタウンでは夏の間、木〜月の5日間はBernerd Ave.の歩行者天国内にBike Valetが出現し、無料で有人のパーキングに預けることができます。(詳細はこちら:Kelowna City News)
どうしてもその辺のバイクロックに停めなければならない時は、自分や警備の人の目につくところに停めましょう。
電動スクーター・自転車レンタル
雪が降る季節以外で活躍するのがこちら、Limeの電動スクーターと電動自転車のレンタルです。
スマホアプリから近くにあるスクーターや自転車を検索して、分単位でレンタルすることができます。車移動が多い筆者も、スクーターはちょこっと移動するのに乗ることがあるので、使い方をご説明します。(自転車も料金が違うだけで、基本は一緒です!)
まず、アプリを開いて一番近くにあるスクーターもしくは自転車を探します。筆者は、目的地に向かった方面にあるもの、充電の残りが長いものを選ぶようにしています。そこまでの移動中に他の人に取られてしまうと悲惨なので、無料でホールドしておくことも出来ます。
初めての利用の際は、顔写真や身分証明を登録する必要があります。運転免許証やBCIDなどのBC州発行のIDがあるとスムーズです。
アプリから「Start ride」をした瞬間から、1分ごとにチャージが加算されます。
まずスマホの手順に従ってヘルメットをアンロックするのですが、ヘルメットの取り外し中も時間がチャージされます(慣れていないと時間がかかってしまい、もったいない…!)他人と共用するのが嫌な方も、マイヘルを持って行くといいですよ!
準備ができたら、スクーターを押して乗り始めます。
基本、バイクレーンや車道を走ります。歩道やダウンタウンの歩行者天国などを走ると、アラームが鳴り減速します。普通の道では結構スピードが出ますが、運動音痴の筆者でも普通に乗れるのでご安心を!
アプリの「End ride」をタップして、ヘルメットをロックします。毎回、スクーターをきちんとしたところに停めているかどうかの写真もアップするように指示が入ります。
ここでやっと加算がストップするので、最後に決済画面で支払いし終了です。
アンロックの手数料と、時間ごとのチャージ(金額は自転車やプロモで異なります)、GSTとPSTのタックスが入ります。
普通にUberのほうが安くて早かったのでは…?と思うこともありますが、楽しいですよ!時間制ではなく距離制だったら、もう少し利用しやすくなるんですけどね…
また、ダウンタウンなどで1日単位のバイクレンタルをやっているところもあります!
Uberなどの配車サービス、タクシー
いちばん融通が効いて、行きたいところにすぐ行けるのはやっぱりUberなどの配車サービスでしょう。ケロウナではUberが2023年夏から導入されたのですが、2024年現在、台数も増えとても便利になりました。Uberのアプリは前述のLimeでも使えるので、ダウンロードしておくと便利です。体感ですが、Uberはタクシーに比べて30%ほど安いと感じますし、よくプロモコードが送られてくるので、更にお安く乗車できることもあります。
ケロウナで使える配車アプリは以下になります。
2024年現在、Uberは空港「から」利用することが出来ません。(市内から空港への利用は出来ます。)ケロウナ空港からライドサービスを利用するには、UrideかLucky To Goになります。
※ 2024年7月から、Uberも空港からの利用が解禁になりました!
ケロウナでUberを頼むと、高確率でピッカピカのテスラが来ます!またしばらく乗っていないと、30%オフなどのプロモもよくメールで送られてきます♪ Uber Eatsやレンタカーのプロモもあります!
アプリなどを利用せず、電話一本で呼べるタクシーもやっぱり便利です!Uberなどよりは高いですが、安心感はありますね。
カーシェアリング Modo
車を借りると言えばレンタカーですが、ケロウナにはメンバーになっておけば使いたい時にサクッとステーションから借りられる、便利なカーシェアリングもあります。2024年現在、ケロウナではModo(モードー)と言う1社がサービス展開をしています。Modoは時間と走行距離によってチャージ金額が変わってきますが、1日単位でも利用できます。
こちらはケロウナ、ダウンタウンのCity Hall裏にあるパーキングのModoのステーションですが、コンパクトカーだけでなく、Vanやピックアップトラックも!これは、特に大型家具を買ったけど自分の車に載せられない…なんて方にもピッタリではないでしょうか。
City Hallだけでなく、ケロウナ市内に何か所も車をピックアップすることができます。Limeのような乗り捨てとは違い、往復でステーションまで戻ってくる必要があります。
ModoのWebサイトには金額の計算シュミレーターもあります。こちらは昼間の一日5時間、50km走行の予定で計算してみたのですが、$50ほど!4人でシェア、などと考えると、一人$12.5ととてもお得ですね。
メンバー登録にはカナダ(BC州ならスムーズ)の運転免許証が必要です。国際免許についてはModo書かれていませんが、恐らくNGかと思われます。また、過去2年間の運転履歴が必要になりますが、こちらは日本のものを翻訳して使用できます。詳しくはModoのヘルプページをご覧ください。
筆者は使ったことないのですが、自分でピックアップトラックを購入する前に知りたかったサービスです!(涙目)
ケロウナの交通・移動手段まとめ
- 安価で気軽に利用できる、BC Transitの公共バス
- マイ自転車を購入する。観光の自転車一日レンタルも。
- レンタル電動スクーター・自転車のLimeも短距離なら◎
- やっぱり便利なUberなどの配車サービス。タクシーも健在。
- レンタカーより気軽に利用できる、カーシェアリング Modo
いかがでしたでしょうか?車がなくても生活や観光できそうな…気がしてきますね!!(とは言え、やはり車があったら便利ではありますが…。)
余談ですが、夏になるとダウンタウン近辺では観光用の人力車や、飲みテーブルサイクル(正式名称不明)もよく見られるようになります。観光でいらした方はもちろん、永住者の筆者でもこれはとても楽しそうなのでいつか乗ってみたいです。
ケロウナ観光・新生活の参考になりましたら幸いです!
こんな情報が欲しい
自分の情報やバナーを載せて欲しい
記事を書いてみたい
\ お気軽にお問い合わせください /